スーザン・ケア アイコン・アートブック – Susan Kare ICONS art book

この記事をフルスクリーンで見るフルスクリーンモードを終了するには Esc キーを押してください。または、ココをクリックしてください。

Susan Kare ICONS book

先日、アメリカから届きました 😆
スーザン・ケア氏直筆サイン入りのアイコン・アートブックです。

SUSAN KARE ICONS  ART BOOK

私にとってアイコンといえば、まず思い浮かべるのはスーザン・ケア氏がデザインした Mac のアイコンです。

学生時代にピクトグラムの勉強もしたし、サインやシンボルマーク等のデザインも少しだけしましたが、今から約30年近く前に Macintosh 128K の小さなモニターで見たアイコンに魅了されたのがきっかけになっているのかもしれません。
その時『32×32ドットという制約があるにもかかわらず、何て素敵なデザインなんだろう。』と思ったことは今でもはっきりと覚えています。
それに当時は、モノクロ(白黒)だしね。

インダストリアルデザインがキャリアのスタートだった私にとって、frog design(フロッグデザイン)が手がけたデザインをはじめ、Apple のプロダクトデザインには少なからず影響を受けていると思う。
といっても、とても簡単に真似できるようなデザインではないので、実際の私の仕事では到底足元にも及ばなかったですけど…
Apple のプロダクトデザインが素晴らしいのは誰もが納得していると思いますし、Apple もプロダクトデザインを重視しているのは一目瞭然だと思います。
しかし、現在の Apple の世界観や Macintosh のイメージを作ったのは間違いなく Susan Kare 氏だと思う。
あのアイコンやビットマップフォントがなければ、これほど Mac が親しまれることはなかったのではないでしょうか。
それだけ大きな影響力があったデザイナーでありアーティストだと思います。

当時、Mac のアイコンに比べて Windows(3.1)のアイコンは『何だか垢抜けないなぁ。』という印象で、『やっぱりスーザン・ケアがデザインした Mac のアイコンの方がいいよね。』と思っていました。
ところが、その数年後に Windows のアイコンもスーザン・ケア氏がデザインしたのだと知って愕然とし、同じデザイナーが作ったアイコンだと見抜けなかった私の眼力の無さにもショックを受けました 😥
と、同時に同じデザイナーが作ったアイコンにもかかわらず、何故こんなに印象が違うのかも不思議でした。
これは、『デザインを採用する側のセンスなのかなぁ?』と思ったりもしました。
実際、スティーブ・ジョブズはデザインにはうるさかったようなので、Mac の場合はかなり洗練されたデザインになったのかも知れません。
ビル・ゲイツがデザインに対してどのような思いだったのかはよく知りませんので、私の勝手な想像なんですけどね。

いずれにしても、私にとってスーザン・ケアというデザイナーは、尊敬かつ憧れる存在であります。
数年前までは、MoMA にもスーザン・ケアのグッズが販売されていたのですが、今はもうありません。
買っておけばよかったなぁ…

というわけで、スーザン・ケアのサイトのリンクとアイコン・アートブックから…

SUSAN KARE ICONS  ART BOOK

Cicago などのビットマップフォントも手がけ、command キーのアイコンは今でも現役

SUSAN KARE ICONS  ART BOOK

いわずと知れた爆弾アイコン

SUSAN KARE ICONS  ART BOOK

サッドマックと呼んでいましたが Unhappy Macintosh と書いてあります

この書籍が届いた頃に、UI のデザイナーとして私に興味を持っていただいた企業の担当者さんから連絡がありました。
実際にその企業とお仕事をするかはまだわかりません。
しかし、アイコン・アートブックが届いたのとほぼ同時期に、そのようなお話しをいただけるというのも何かの縁なのかなと思ったりしています。
今までがいい加減な気持ちでデザインをしていたわけではありませんが、これからはアイコンはもちろんのこと、UI デザインに対しても真剣に取り組んでみようかなと思う今日この頃… 😉

スポンサーリンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フルスクリーンモードを終了するには Esc キーを押してください。または、ココをクリックしてください。