Apple Corps と Apple Inc. が、やっと和解したんだ

Apple Records

やっと和解しました。
ビートルズの音楽で青春を過ごし、Mac でコンピュータの世界にドップリと浸かってしまった者としては、取り敢えず「よかった、よかった。」というのが率直な感想。
ビートルズが活躍していた時代のリアルタイムでのリスナーではない。
それでも今から約30年前にビートルズを初めて聴いたときの衝撃は忘れられない。
学校から帰ると何時間もステレオ（懐かしいいい方）の前から離れなかった。

それこそ基本的なプログラム言語の Basic で PC に挫折した私に「コンピュータってこんなに簡単だよ」と教えてくれた Macintosh。
Ridley Scott 監督が手がけた CM 『1984』も衝撃的だった。
今ではみんなが当たり前のように PC を使っていますが、当時 Mac のことを “文系の私でも簡単に使えるコンピュータだ” と思ったものでした。

そんな私にとってある意味特別な両者が、和解したのは喜ばしいことだと思う。

ITmedia News：Apple商標訴訟がついに決着??“Apple”はApple Inc.のものに

英米のApple間で争われていた商標に関する訴訟は、「iPodの」Appleが商標を取得し、それを「ビートルズの」Appleにライセンスするという形で決着した。

和解の詳細が明らかにされていない以上は憶測の範囲でしかないのだろうが、”逆ライセンス” というのがよくわかりませんよね。
これからは “Apple” の商標を Apple Inc. が所有し、Apple Corps がライセンス供給されるというのが、もうひとつ理解しづらい。
法的な解釈や見解、利益などあらゆる側面から判断した結果なのだろうけど、難しいですね。

そんなことよりも気になるのは、ビートルズの楽曲のこと。
iTunes Music Store にビートルズの楽曲が登場するのは時間の問題なのかな？
あっ、でも EMI との契約もクリアにならなくてはいけないんですよね…..

ちなみに写真のレコードは、先月の Macworld 基調講演で、Steve Jobs 氏が “iPhone” から流した “Lovely Rita” が収録されている “Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band” です。
今回のニュースを聞き、何故かとっても聴きたくなったアルバムです。