何だかなぁ〜と思ってしまう “首相官邸ブログ”

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何で “Ameba” なんだろう。
サイバーエージェントの11月4日のプレスリリースによると

「Ameba」にて鳩山内閣総理大臣のブログがOPEN/株式会社サイバーエージェント

2009年11月4日より鳩山由紀夫内閣総理大臣が国民に対して直接メッセージを発信する場として、「首相官邸ブログ」を開始いたします。

とあるので、鳩山内閣総理大臣の公式なブログということになるのでしょう。

日本の政府機関のトップである鳩山内閣総理大臣のブログのタイトルの下に “Powered by Ameba” と表記されているのが、どうも納得できない。
同じプレスリリースには、”Ameba には多くの政治家によるブログが展開されている” とありますが、一政治家と首相という立場ではブログ自体の意味合いがかなり違うと思うのですが…
それにしても “政治家カテゴリ” を見たところ首相以外には12名しかいていませんので、とても多くの政治家とは言えないと思うのですが、こんなプレスリリースを発表して恥ずかしくないのかなぁ。

首相官邸ブログに話を戻すと、まず違和感を覚えるのは『何故、首相官邸ホームページ内にブログが設置されないのか』ということ。
http://www.kantei.go.jp/ という URL で、首相官邸ホームページを運営しているにも関わらず、Ameba を利用する理由は?
“go.jp” という政府関係のドメインを使わずに民間企業の “ameblo.jp” で首相官邸ブログを運営する意味は?

数年前に社民党が小泉純一郎前首相のメールマガジンと首相官邸のホームページの制作・運営費が年間7億円を超えると公表しましたが、それに比べると首相官邸ブログの運営費はかなり抑えられるだろうと思います。
しかし、そのメールマガジンと首相官邸のホームページは、首相が変わった現在も続いています。(当時の予算と今でも同じなのかわかりませんが…)
それならば、やはり首相官邸のホームページ内にブログを設置すべきだと思います。

首相官邸ブログは日本語での運営なのでどれだけ海外の人が目にするかわかりませんが、外国の方がこのブログを見たときにどう思うのだろう?
公式な政府のブログとして訪問し、そのページの下に芸能人の写真が並んでいるブログを見たときに何を感じるのだろう?

やはり違和感を覚えると思う。
私なら、『日本政府は自らブログの運営すらも出来ないのか』と思ってしまう。
個人ユーザーが、Movable Type や WordPress をインストールしてブログを運営している時代にですよ。
民主党の皆さんは、外国の方が閲覧している状況を想像できてますか?
もちろん私のような日本人が見ている状況もね。

何だか恥ずかしいです。
政治家が個人的に Ameba や他のブログを利用するのはかまいませんが、政府の公式なブログとしてはねぇ…

最後に、民主党には、何故 Ameba なのか説明してほしいです。

首相官邸ホームページからリンクされていないのが唯一の救いですかね…

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