雲をイメージしたナンバープレート

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雲をイメージしたかたち
photo : 松山市ホームページ

いや〜、ナンバープレートの形状がデザイン的にいいのか、この形状がその地域にふさわしいのかどうかはひとまず無視するとして、行政としてはかなり思い切ったことをしたのではないかと思います。
というか、ナンバープレートの地域名表示を変えるだけでなく、これくらいのことをして初めて ” ご当地ナンバー ” といえるのかも知れない。

行政がこのようなナンバープレートの形状を変更するという柔軟な対応ができるのも、125cc 以下というのがポイントになってるのではないかと思います。
道路運送車両法で表記されている ” 原付1種、及び原付2種 ” は、各市町村や区が管理しているのでナンバープレートの形状も変更しやすかったのだと考えられます。(管理というより軽自動車税の徴収をしているという方がいいのかも知れない。)
自動車の場合は、新たな地域名表示を希望する場合には国(運輸局)に要望しなければいけませんので、おそらく国土交通省自動車交通局がナンバープレートの管理をしているのだと思います。

雲をイメージしたナンバープレートを希望しない場合は、従来の長方形のナンバープレートを交付してくれるというのは、サービスとしては当たり前のことなのだろうけど、それだけ手間のかかることを行政がするというのにちょっと驚きました。
でも、雲をイメージしたナンバープレートと長方形のナンバープレートで、続きナンバーはやはり無理なんでしょうね。
特定番号以外のナンバープレートは数字の番号順に交付するとありますけど…..

新ナンバープレートは、形状の変更だけでなく地域名(課税団体の標記)を ” 道後・松山市 ” としたり、” 特定番号のナンバープレート ” を希望できるように対応しています。
” 特定番号のナンバープレート “(希望ナンバー)を原付でもできるというのは、はじめて聞きました。
他の自治体で希望ナンバー制度を取り入れているところはあるのだろうか?

以前、役所にスクーターのナンバープレートを交付してもらいに行ったとき、番号が900番台でした。
3桁のナンバープレートだと “・” が最初に付いてしまいます。
それが嫌で何とか4桁にして欲しいとお願いしたのですがダメでした。
無理を承知で「家訓で4と9の付く数字は、いけないと決められている。」と言ってみたりしたのですが、「そうですか。4、9を嫌う人は多いですよね、嫌なら別の日にします?」とあっさりと言われてしまいました。
希望ナンバーとは違いますが、このようなこともある程度臨機応変に対応してもらえるということなんでしょうね。
あっ、番号順に交付ということはやっぱりダメなんだ。

ミニバイクに「雲」形ナンバー 松山市が7月から-話題!のニュース:イザ!

市と総務省市町村税課によると、プレートの形は市町村や区が条例で定めている。一般的な長方形以外のプレートは「ほかの自治体では聞いたことがない」(同課の担当者)という。

ここまでの形状は確かに今までなかったと思いますが、” 一般的な長方形以外のプレート ” は以前からありますよね。
ちなみに私のスクーターのナンバープレートは、長方形上部左右の角をを切り取った変形6角形です。
他の自治体でもこのような6角形のナンバープレートを見かけましたので、長方形以外もけっこう多いのではないでしょうか。

松山市ホームページ>7月2日、原付バイクに「雲をイメージしたかたち」の新ナンバープレートが誕生します!

特色のある原付バイクのナンバープレートに変えることによって、軽自動車税の課税標識という以外の付加価値が生まれてきます。小説『坂の上の雲』の舞台・松山にふさわしい「雲をイメージしたかたち」のナンバープレートは、全国的にも話題にのぼり、地域振興や観光振興に役立つものと期待をしています。

話題にはのぼると思いますけど、観光振興に役立つかは疑問だなぁ。
坂の上の雲ミュージアムをはじめとする、市内に点在する史跡を1つの博物館に見立てるという「フィールドミュージアム構想」のひとつであることは確かなんだろうけど…..

まぁ、行政の仕事としては好感が持てると思います。

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