ちょっと前に知り合いから、「サイトのホーム（トップページ）とそこで使う Flash の制作をお願いできますか？」と依頼がありました。

打ち合わせに行くと、『海外のメーカーが運営している “Store” サイトの日本版の制作』ということでした。
これを読んでいる方も『名前だけは聞いたことがあるのではないか』というくらい、有名な海外ブランドです。
その日本法人からの発注なのですが、『 “オンライン・ストア” ならばわざわざ日本版を別に制作しなくても、既存のサイトでいいのではないか』と思ったり、『既存のサイトを和訳すればいいのでは？』と考えたりするのですが、何か事情があるのでしょうね。
例えば、海外（アメリカ本国）では販売できても日本では版権などの問題で、販売してはいけない商品があるのかも知れない。
まぁ、日本法人がサイトを作りたいというのですからそれなりの理由があるのでしょう…

代理店さんによると「海外のサイトはファイルをシステムで生成しているらしいのでそれに合わせて欲しい。」ということで、『現在稼働している海外のサイトを参考にホーム（トップページ）のコーディング』という依頼でした。
代理店さんが、海外サイトの雰囲気に合わせてデザインをするので、私が担当するのはコーディングとコーディング用画像の制作だけです。（それと Flash の制作）
ただ「JavaScript と CSS が外部ファイルだと動作しないので、HTML ファイル内に記述してください。」と言われました。
知り合いと2人して「外部ファイルだと動作しないって、そんなバカな。」と、「それはあり得ないですよ。」と言ったのですが、代理店さんの担当者もよくわからないらしいので「取り敢えずこちらでファイルを確認してみます。」と返事をしました。

Flash の制作はというと、メーカーの商品イメージ写真を数点切り替えて、表示させるだけの簡単なコンテンツです。
ただ、写真の更新をクライアント側でおこないたいので、画像は外部ファイルにしてほしい。
枚数も更新時によって、5〜10枚までの間で変わる可能性があるということらしい。
まぁ、外部ファイルを読み込む場合はローディングの処理が厄介ですが、それほど難しいコンテンツではない。
どちらかというと簡単な部類に入るのではないでしょうか。（写真の切り替え時の効果を凝れば、簡単とはいかないかも知れませんが…）

それよりも既存のサイトのコーディングを参考にしなければいけないので、それの解析の方が面倒なんじゃないかなと思いながら、ひたすらダウンロードしました。（参考にするためのデータをいただけなかったので…）

ファイルを確認するとテーブルレイアウトになっていましたので、XOOPS などの CMS と同じようなレイアウト方法をとっているのかと思い、確認のためにシステムのアプリケーション名を代理店さんに尋ねて調べてみると、そのシステムというのが CMS ではなく CRM ソフトでした。
心の中で『ホントにいいのかなぁ』と思い知り合いを通じて代理店さんに確認してもらったのですが、そのまま制作してくださいということでしたので、ディレクトリ構造を海外の既存サイトになるべく合わせて、コーディングも出来るだけ同じように記述しました。
また、JavaScript も CSS も外部ファイルになっていましたので、『やっぱり外部ファイルだと動作しないっておかしいよね。』と、普段制作するように両方とも外部ファイルにしました。

で、校正のためにデータを仮アップしました。
数日後のクライアントさんからの連絡待ちです。

長くなりましたので、今日はここまで… 😀