“VAN” のデザイナー、石津謙介氏死去

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石津謙介さんといえば、やっぱり “VAN” ですよね。
VAN のスイングトップを着て、VAN の紙袋を持って歩くのが若者のステイタスでした。
40代〜50代くらいの人には、VAN と平凡パンチはまぎれもなく青春の1ページです。
大橋歩さんの表紙のイラストが素敵で、ファッションが若者の話題の中心になってきた時代だと思います。
“TPO” という言葉を広めたり、アメリカンフットボールのチームを作ったり、数々の日本初というのをしてこられた方だと思います。
もしかするとノベルティグッズも日本で最初かもしれない。

VAN = 東京・青山という印象が強いですけど、もともとは大阪で設立したんですね。
岡山のご出身というのも知りませんでした。
かれこれ25年くらい前にお会いする機会があったのですが、その時のいでたちがスーツにスニーカーでした。
25年前ですよ、25年前。
その頃、スーツにスニーカーっていうのがすごく違和感があったので、今でも鮮明に覚えています。
それから数年後には、スーツにスニーカーというのも珍しくなくなったのを思うと、当時70歳くらいだと思いますが時代を先取りしていたんですね。

“君はデザイナーとしては、まじめで几帳面すぎる。悪くいえば融通がきかない、面白くないデザインをするかもしれないよ。” と言われたのを今でもはっきりと覚えております。
その時は、”ふんっ” っていう感じだったのですが、今にして思えばたいへんありがたいお言葉でした。

合掌。

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