あるプロダクト製品の仕上がりが…

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少し前のことですが、ある “電化製品” を買いました。
どこのブランド・メーカーなのかは敢えて言いませんが、いわゆる “デザイン家電” といわれる製品のうちのひとつです。
“デザイン家電” に興味のある方はご存じだと思います。
商品コンセプトもしっかりしていますし、デザインやカラーリングなどよく考えられていると思います。
値段もリーズナブルで、たいへん好感の持てる “デザイン家電” です。

でも、家で使おうと箱を開けると気になるところが見つかりました。
ショップに展示してある時には気がつかなかったのですが、パーツの接合部があきらかに歪んでいます。
一目見ただけで気づくくらいの目立つ歪みなので、展示品にはここまでの歪みはなかったのだと思う。
もし、歪んでいれば絶対と言っていいほど気がつくはずです。

で、あまりにもひどいのでショップに連絡すると…..

電話に出られた女性の対応もしっかりしていて、交換もできるということなので商品を送り返しました。
一応、クレーム箇所のチェックをしたいということでしたが、まぁ、これは当たり前のことなので別にどうということはない。

1週間くらいしてショップから電話があったのですが、クレーム箇所に対する説明がちょっと…..

“接合部だから仕方がない” という説明なんですよね。

おそらくパーツを合わせるのにくさび形のツメではめ込んでいるのだと思うのですけど、反対側はきれいに接合されている。
あらためて送ってもらった製品も最初の製品ほどではないが、同じところが歪んでいたので結局は成形の甘さが原因なのだろう。
電話では言いませんでしたが、デザイナーとしてのキャリアのスタートがインダストリアル・デザインの私です。
上記のような説明では納得できませんし、メーカーとしての信用も失ってしまいます。
設計時の寸法ミスなのか、樹脂の収縮率の計算ミスなのかはわかりません。
その他に原因があるのかも知れません。
しかし、成形が甘いのは明らかです。

気になるようであれば返品・返金も受け付けるということでしたが、交換してもらった方はこちらでごまかせるほどの歪みだったので返品はしませんでした。
要するに何が言いたいかというと、『ほんの小さなことで、せっかくのデザインが台無しになる。』ということです。
いくらリーズナブルな商品だとしても、あってはならないことだと思います。
リーズナブルと安物とは違いますし、リーズナブルだからいい加減な成形でいいということはありません。
まして、デザインを前面に押し出している、ブランド・メーカー、ショップなのですからそのあたりのことは、わかっていると思うのですが…..

もし、本気で “仕方がない” とか “値段が安いから” とか考えているのでしたら、それこそ信用を無くします。
ホントもったいないですよね、ほんの少しのことなのに…..

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