HTML 構文の検証 :: Another HTML-lint(Part1)

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先日のエントリーで、Another HTML-lint のことをちょっとだけ紹介しましたが、今回は Another HTML-lint にまつわる話を少しだけ…..と思っていたのですが、書いてるうちに長くなってきたのでとりあえず Part1 ということで(^ ^)

Another HTML-lint については、ご存じの方も多いと思いますので詳しいことは説明いたしませんが、簡単にいうと HTML 構文の検証ができるとても優れたプログラム(サイト)です。
作者の石野さんは、「HTML の専門家でもCGIの専門家でもありません」とおっしゃっていますが、このサイトを活用している人が多いことは訪問者数を見れば一目瞭然です。
私を含め多くの方が感謝していると思います。
サイトを制作するときに基本的な HTML 文書(テンプレート)段階で、一度 Another HTML-lint gateway を使ってチェックしています。
文法には注意してるつもりですが、気が付かないミスや勘違いなどを見つけるのにたいへん役に立ちます。
かなり以前から Another HTML-lint を知っていたのですが、実際はたまにしか使っていませんでした。
というのも普段、Web 制作のコーディングをするときに “Jedit”“JChecker” を使っています。
“JChecker” には文法のチェック機能がありますので、 Another HTML-lint を利用していませんでした。
それと チェック用のブラウザーに Firefox を使っています。
理由は簡単、Extensions(機能拡張)が豊富で色々と便利だし、構文チェックができる Extensions もあったりするからです。

で、何故チェックに使うようになったのかというと、ある大手企業の担当者が Another HTML-lint gateway での結果を重視しているという話を聞いてからです。(”JChecker” の文法チェックの結果と違う判定をすることもあり、2重のチェックということも理由のひとつ)
ということを書くと、私もその担当者と同じように Another HTML-lint gateway の結果を重視しているような印象を与えるかも知れませんが、そうではありません。
逆にその担当者のように Another HTML-lint gateway の結果だけをサイトの評価とするのには大いに疑問があります。

あるサイトの基本デザインを依頼されたときのことです。
皆さんもご存じであろう有名大手企業が通信販売のサイトを立ち上げるという案件で、その基本デザイン・インターフェースを担当しました。
基本デザインといってもカタログ雑誌ありきなので、そんなに雰囲気を変えることはできません。
しかも、カタログ雑誌の入校が大幅に遅れていてデザインもまだ流動的だということで、とても作業を進めづらい仕事でした。
まぁ、カタログ雑誌と連動したサイトということなので、要は “FELISSIMO”“BELLE MAISON” のようなサイトです。
サイトデザインの打ち合わせで、”メニュー(ナビゲーション)は、SSI でインクルードさせる”、”静的ページで構築する” という条件がありました。
「えぇ〜、通販のサイトなのに動的じゃないの?」という私の疑問は無視されて、着々と打ち合わせは進行し、その他にもその企業の “Web 制作マニュアル・ガイドライン” があるのでそれに沿って制作してくださいと…..
で、マニュアルを見ると2、3矛盾するところがあったので「ココとココ、矛盾していますが?」という意見も「マニュアルに従ってください」という声にかき消されてしまいました。
聞くところによるとそのマニュアルを作成したのが、東京の有名なコンサルティング会社なのだそうで、制作費がなんと2億円らしい。(あくまでも噂ですが…..)
「にっ、2億円ってマジですか?何をどうすればそんな金額になるの?2千万円の間違いじゃないの?」
と、開いた口が塞がらず、ただただ溜息ばかりをついていました。
Web マニュアル・ガイドライン以外は何もしていないのだろうか。
それにそのマニュアルも矛盾があるし…..
まぁ、スタイルシートでの代替を推奨している属性などの場合は、すべてがスタイルシートで置き換え可能なわけではないこともあり “W3C 非推奨” でも使わざるを得ない場合もあるのは理解できますので、そういう矛盾は仕方ないと思いますが…..

要するに “Web マニュアル・ガイドライン” に矛盾があるにもかかわらず、Another HTML-lint gateway の結果だけを重視する担当者のチェックが、おかしいのではないかということです。
例えば、テーブルレイアウトを駆使したサイトがあったとします。
テーブルレイアウトがまったくダメだとは思いませんが、最近では『あまり使わないように』というのが一般的になりつつあります。
でも、テーブルレイアウトであっても “TABLE” タグの記述や文法が間違っていなければ、Another HTML-lint gateway の結果は悪くならないはずです。
Another HTML-lint gateway は、あくまで文法のチェックです。(色の属性チェックはしてくれます)

このときの担当者のように 文法のチェックが趣味のようになっている人はけっこういるのかなぁ。
もちろん、文法の間違いはいけませんが、それがすべてではないですからね。

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