いよいよ IE7かぁ…

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Windows Internet Explorer 7日本語版の自動更新開始が明日(13日)開始されます。
“いよいよ” と思うか “やっと” と感じるかは人それぞれだと思いますが、Web の制作に携わっている者にとっては、ちょっと憂鬱…

IE7おける CSS の解釈が IE6に比べて改善されているという人もいれば、さほど改善されていないという人もいるようです。
まぁ、CSS の何をもって改善されているかということなのでしょうが、あまり期待できないのかなぁ。
色々なサイトで IE7と CSS の解釈を解説していますが、ほとんどが Beta 版での検証みたいですので、正式リリース版では改善されているかも知れませんね。
でも、今までの Microsoft の対応を考えるとねぇ…

中でも Web 制作者が一番気になるのは、 “XML 宣言” ではないでしょうか?
IE6では、XML 宣言を記述すると後方互換(下位互換)モードにレンダリングモードが切り替わってしまいます。(実際は、XML 宣言の記述というより DOCTYPE 宣言より前に改行やデータなどがある場合に後方互換モードになるようです)
これって全くふざけたバグなんですが、IE7になって改善されているようです。
ただ、この改善されたことにより多くのサイトが混乱を招くかも知れないんですよね。

このサイトなどの個人的なサイトは、XHTML で記述しており XML 宣言もしていますので、IE6では互換モードになっていると思います。
でも、仕事で制作したサイトは XHTML ではなく、HTML の標準準拠モードで記述しています。
XHTML で記述しようかと考えたのですが、クライアントからも “XHTML” でという要望もなかったので、HTML で記述しておりました。
今になって思えば、後方互換モードと標準準拠モードの混乱が少ないだろうから、よかったかなと。
それと、基本的に Firefox を基準とした記述をし、IE6で明らかに表示のおかしい箇所をハックしていたので、それも標準準拠モードの恩恵を受けるかも…
でも、上記のような IE6の標準準拠モードで記述したはずのサイトでも、「IE7で見ると “リスト” の表示が崩れている」という報告は受けてるんですけどね。
まぁ、いずれにしても多少の混乱や修正の要望があるとは思いますので、覚悟しておきますが、Windows 機が一台しかないので IE7をインストールすることにためらいが…

当サイトのアクセスログを見ると約60%が Internet Explorer で、約20%が Firefox、残りが Sleipnir や Safari などです。
約6割の Internet Explorer ユーザーのうち約70%が IE6 で、約25%が IE7、約5%が IE5.5以前のバージョンを使っています。
全体で見ると約40%が IE6で、約15%が IE7です。
ということで、IE5.5以前のブラウザーは対象から外してもいいと思うのですが、IE6についてはもうしばらく外せませんよね。
明日からの1週間でこの比率がどれくらい変わるかで、ある程度の予想はできると思いますが、あくまで当サイトを訪れてくれた方の統計ですから、世間一般とは多少誤差があるかと。

とりあえず、IE7の比率が現状の IE6位のパーセンテージになれば、IE7をインストールしてみようかな 🙂

実際、どれくらい CSS のレンダリングが改善されているかは、検証していませんのでよくわかりません。
以前の記事にも書きましたが、IE6を残したまま IE7をインストールしてみたところ、IE7の表示自体がおかしくてすぐにアンインストールしたので、全然検証できなかったんですよね。

そういえば、”IE7 Beta 2 における XHTML の標準準拠モード切替えについて” には、まだ XML 宣言のバグがあると書かれていますね。

参考サイト

そうそう、新フォント “メイリオ” や他のフォントもデザイン変更が行われてるようだし、テキストレンダリングの変更で ClearType がアンチエイリアス表示できるようになって、文字が綺麗に表示されるのはうれしいです。
ぼやけた文字でイヤだという人もいるみたいですが…

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