WordBench 神戸でスマートフォンサイト制作について聞きたいことがあったのに聞くの忘れた…

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昨日は、WordBench 神戸に行ってきた。
今回も色々と勉強になり、有意義な時間を過ごせたと思います。
まっ、PHP あたりの話になってくるとついていくのがやっとだったりするわけですが、個人的にもっと勉強しなければいけないということですよね 🙁
そもそも WordPress にしてもまだまだわからないことや知らないことが多いような気がする。
それを気づかせてくれたり、新たな発見があったり、自分のモチベーションをあげたりするのには、WordBench の存在は本当にありがたい。
WordPress 初心者の方や『参加したいけど、どんなコミュニティかよくわからないからなぁ』という方も次回はぜひ参加されてみては?
次回の開催日はまだ決まっておりませんが、WordBench 神戸で告知されますので、一度ご覧くださいませ 🙂
WordBench の『お知らせ等の仕組みを考えたいよね』という話題も出ていましたので、これからも WordBench 神戸はもっと活性化していくじゃないかなぁ。

で、昨日の WordBench 神戸のテーマは、

  • WordPressでサイト制作する際の保守費まで見越した見積りのやり方
  • スマートフォン対応について
  • プラグインに依存しないテーマの正しい作り方

WordPressでサイト制作する際の保守費まで見越した見積りのやり方

これは、保守費のことだけでなく『見積もりをどのようにしていますか?』というテーマだったと思う。
ただ、単純に見積もりといってもサイトの規模や何を担当するかによって変わってきますので、一概に『これだ』というのはなかなか難しいですよね。
例えば、参考になるかどうかは別にして、フリーランスのための全国Webサイト制作料金表まとめ25個 – W3Q にあるように金額は様々です。
また、金額よりも企画から関わっていうのであれば『企画・構成費』、ディレクションも担当するのなら『進行・管理費』などを請求できるかどうかというのが、重要ですよね。
もちろん、請求すべきだし、それができないのはおかしいのですが、クライアントさんが中小企業や商店の場合は、『現実的に難しい』というお話も理解できます。
グラフィックデザインなどの制作会社や広告会社では今でも参考にしてると思うけど、アド・メニュー(広告制作料金基準表)というのがあります。
何年か前から Web 制作に関することも掲載されているので、ご覧になったことがない方は一度参考しにてみては?
といっても、昔からですが掲載されている金額を必ず請求できるという保証はありませんので…
特に関西ではね 😀
ただ、ちょっと値段(アド・メニューの書籍代)が高いかなぁ。

それと具体的な製作費の話もありましたが、こちらもサイトのボリュームで違うと思いますので、一概に『いくら』とは決められないですよね。
少し前に『ホームページは数十万でできる』という話題が世間を騒がしていましたが、それもコンテンツ次第なんですよね。
他で書いたのでここでは詳しく書きませんが、1億4千万円でも適性かも知れないし、数十万でも適性じゃないかも知れない。
制作する側として一番大事なのは、お客さま(クライアント)に納得・満足していただけるよう努力し、いいモノを作るということですよね。
予算が決まっているのなら、その範囲内で最大限頑張ってあげないとね。

ちょっと話が逸れましたが、いずれにせよ、保守費なども含めた具体的な見積もりなどは、架空のサイトでいいから事例をもとに話した方がわかりやすいかも知れませんね。

スマートフォン対応について

結論から言うと、WordPress で制作したサイトの場合、現状では WPtouch をカスタマイズするのがいいという結果なんですが、デザイナーサイドの意見としては、これからは Media Queries を使用したレスポンシブ・ウェブデザインも視野に入れた方がいいのではないかと。
この場合、PC 用サイトの画像をそのままスマートフォン用サイトでも使いますので、現状では表示に時間がかかるデバイスがあったりするので、インフラとの兼ね合いなのかなという気がします。
それと、予算とスケジュールも確かに大きな問題ですよね。

ただ、レスポンシブ・ウェブデザインの場合、『本当にデバイスに適したデザインになるのか』という指摘もありました。
このあたりは、予算とスケジュールによっては解決できるのではないかと思います。
レスポンシブ・ウェブデザインの参考として見ていたサイトが、細かいところまで対応させていませんでしたが、各デバイスに合わせたデザイン・スタイルを設定すれば対応できるのではないでしょうか?
ただ、各デバイスのデザインを考えるということは、必然的に予算は高くなると思いますので、やはり難しい問題であることは間違いないですよね。

もうひとつ、jQuery Mobile を使用する方法。
WordPress を使っている場合は、プラグインでテーマを切り替えると jQuery Mobile で制作したサイト(テーマ)を表示できる。
このサイトが、上記の方法でテーマを切り替えています。
ただ、当サイトはあまり良いサンプルとはいえないと思いますので、あしからず 🙂
jQuery のプラグインを使いまくっていたり、WordPress のバージョンが2.1の頃から使ってますので、今では非推奨のタグを使ってるみたいだし、『それは反則でしょ』、『それはやっちゃダメでしょ』というようなこともやってるかも…
ですので、PC サイトと jQuery Mobile のスマートフォンサイトの違いを見るくらいにとどめておいてくださいね。
まぁ、jQuery Mobile のテーマを使っていますので、いかにもというサイトデザインですけど…

以前の記事に書きましたが、切り替えのプラグインに WPtap Mobile Detector を使用しています。
昨日も紹介させていただきましたけど、1年ほど更新されていませんので、プラグインとして良いのか悪いのかは、よくわかりません。

で、タイトルにある聞き忘れたことというのが、『スマートフォンサイトを制作する時に参考にするガイドライン等があれば教えて欲しいな』ということ。
書籍や十分参考になる記事はあるのですが、他に何かあるのかを知りたくて。
もちろん、お勧めの書籍やサイトでも OK です。

ちなみに、私が参考にしているガイドラインは、

まぁ、iOS や Android のガイドラインは、アプリの開発者向けだとは思いますが、一度目を通すと新しい発見があるかも知れませんよ。
といっても、『iOS ヒューマン インターフェイス ガイドライン』なんて160ページほどありますから、すべてを読むのはたいへんですが、UI やデスクトップのアプリを iOS に移行するケーススタディなどは、スマートフォンサイト制作にも参考になると思います。
昨日も話題になった iPhone の解像度の記述もありますし、取りあえず流し読みでもいいと思いますので、一度読んでみることをお勧めします。
すでに知ってたり読んでたら、すみません m(_ _)m

そういえば『Safari Web Content Guide』を見ていたら以前と記述が変わっているみたい。

On Mac OS X, check the size of the web archive using either Finder or Terminal. Typically, pages under 30 MB work fine on iOS.

以前は、10MB だった気がする 😀
それと Safari を使った『Checking the Size of Webpages』というのも載っている。
Using WebViews | Android Developers に関しては、ほとんど読んでない。
そういえば、Android のバージョンで JavaScript が動かないとかいう話題が WordBench 神戸でありましたね。
別のトコロでも『Android スマフォ対応はたいへんだよ〜』というハナシも聞きましたし、やっぱたいへんなのかなぁ…

プラグインに依存しないテーマの正しい作り方

このプラグインに依存しないというのが、デザイナーにとってはなかなか難しい問題ですよね。
プラグインを使わなくても functions.php に記述すればいいのはわかるのですが、結構ハードルが高かったりする。
例えば、カスタムフィールドなどを使うことによって、プラグインを使用した時と同等の結果が得られるのなら、確かにプラグインを使う必要はないかも知れない。
でも、プラグインを使うこと自体を否定しているわけではなく、プラグインに依存するのは気をつけないといけないということなんでしょうかね。
プラグインの信頼性というのも重要で、使いたいプラグインがあった場合の査定ポイントとして、プラグインの更新頻度、Average Rating、プラグイン作者と面識がある、などが判断基準になったりするようです。
しかし、一般的に定番といわれているプラグインでも、『実はあまりよくないんだよね』というハナシも聞きますので、WordPress 初心者の方やデザイナーさんには、どのプラグイン使えばいいのかというのが、わかりにくいですよね。
WordCamp KOBE のセッションでもこの話題があり、興味のある人も多いと思いますので、『こんなプラグインには気をつけよう』みたいなのを一度聞いてみたいです。
それほど時間をとらなくてもいいので…

で、テーマの作り方ということになるのですが、オリジナルのテーマをいちから作るのか、それとも既存のテーマの子テーマとして作るのか、という話題。
最近の WordPress は機能が増えてきているので、真っ白な状態から作るのが難しくなってきている。
その点、子テーマを使用すると親の機能は継承されるので、さほど時間をかけずにテーマを作成できる。
例えば、いちから作るテーマにアイキャッチ画像の機能を付けるのと、すでにアイキャッチ画像の機能が搭載された子テーマだと、明らかに後者の方がテーマを作るのは楽ではないかと。
仮に、アイキャッチ画像を使わないとしても、後者の場合は記述を削除(もしくは、コメントアウト?)すればいいだけなので、簡単である。
問題は、どれを親テーマにするかということなんですが、Toolbox が良いのではないかということ。
WordPress がバージョンアップした時に、必ずバージョンアップされるとは限りませんが、Author = automattic ということで安心できるのではないかと。
また、@odyssey さんが翻訳した toolbox 日本語リソースがありますので、より使いやすいのではないかと思います。
そして、テーマを作成したらテーマユニットテストをする。
こちらも日本語データがめ組マニュアルサイトにアップロードされていますので、テーマを作ったときは、是非ともテーマユニットテストで表示の確認をしましょう。

で、もしかすると次回の WordBench 神戸は実際に WordPress のテーマ作成をするというお勉強会になるかも 🙂

ということで、第5回 WordBench 神戸の内容について、もし間違っていたりしたら指摘してくださいな。

それにしても、今回の WordBench 神戸のテーマがスマートフォン対応だったり、テーマの正しい作り方だったりしたので、サイトのリニューアルをしなければと、よりいっそう感じました。
デザイン的なリニューアルだけではなく、コンテンツの整理も必要だろうし、WordPress で構築することを前提とした設計もテーマも必要でしょうしね。
今年中には無理かも知れないけど、ホント真剣にサイトのリニューアルを考えよう。

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