Microsoft Surface が気になる

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Microsoft Surface というのが発表されました。

ITmedia News:MSのハイテクテーブル「Surface」、その真価は?

Surfaceはカメラとソフトウェアを使って、テーブル上、もとい、表面(surface)上での人間の動きや物体、デバイスを認識するようになっている。Microsoftによると、Surfaceはマウスやキーボードを使わずとも、さまざまな方法でシステムと対話できる。

Microsoft Surface

気になるといっても欲しいわけではなく、ちょっと技術的なことに興味があるということです。
昨年からマルチタップのできるスクリーンに関係する仕事に携わっていて、Microsoft Surface に使われている技術が何となく似ているような気がするんですよね。
もうすぐ発売される iPhone でも利用されているマルチタップそのものが気になるわけではなくそのシステムが気になります。
現在携わっている仕事のことをどこまで話していいのかわかりませんので、詳しいことは書きませんがどうも同じようなシステムっぽい気がします。
もちろん両者とも特許侵害はしていないと思いますので、基本的には違うのでしょうが…..

これが未来のテーブルか?–MS、テーブル型PC「Microsoft Surface」を公開 – CNET Japan

赤外線カメラが5基搭載されていて、画面の表面に触れる指などの物体を感知する。さらに、脇にはデジタルライトプロセシング(DLP)プロジェクタが搭載され、これが天板ユニットに映像を投影する仕組みだ。

で、どこが気になるのかというと、赤外線カメラを使用していることとプロジェクタで投影しているところです。
赤外線カメラを使用しているということですけど、窓際などに設置した場合に外光の影響は受けないのだろうか?
赤外線カメラを使っているということは、赤外線ランプ(ライト)も使っていると思うのですが、そうであれば少なからず外光の影響を受けそうなんですけどね。
まぁ、Microsoft のことですので、そういう基本的な問題はきっとクリアしているのでしょう。

Microsoft Surface のインターフェースに関してですが、Microsoft のサイトで Microsoft Surface のデモムービーを見ると、なかなか楽しそうです。
例えば、コンパクト・カメラをテーブルに置くだけでデータをスクリーンに表示し、手を使って回転や拡大するなどすごく直感的なインターフェースだと思います。
ただ、

ITmedia アンカーデスク:MS「ハイテクテーブル」のローテクな弱点

Surfaceのタッチパネルは複数のユーザーが同時に操作できるということだけれど、そういうアイデアはひどく昔からあるし、それに、けっこう問題のあるアイデアだから。

にもあるように多少問題もあります。(” 問題 ” という表現が適切かわかりませんが、上記記事中の表現が ” 問題 ” となっていますので、ここでもこの表現を使います。)
どこが問題かというと記事によると ” 腕が疲れる ” ということらしい。
確かに疲れそうですよね。
例えば、現在携わっている仕事では Microsoft Surface のようなテーブル型ではなく、通常の壁面に設置するスクリーンです。
それも70インチ、100インチといった大型スクリーンです。
30インチの Microsoft Surface でも腕が疲れるというのであれば、70インチや100インチだともっとたいへんです。
また、壁面に設置する大型スクリーンの場合、見やすい位置を基準に設置するとスクリーン上部に手が届かないことも考えられますし、反対に設置位置を低くするとスクリーン下部を触るときには窮屈な姿勢なってしまいます。
つまりインターフェースにかなりの制約を受ける場合もあるのではないでしょうか。

Microsoft Surface

Microsoft Surface の場合は、スクリーンが30インチのテーブル型に固定されていると考えれば、それに合わせたインターフェースを構築すればいいのかもしれません。
ただしテーブルということで新たに気になる箇所も発生します。
壁面に設置するようなスクリーンの場合、天地左右は固定され入れ替わることは通常ありません。
しかしテーブルとなると、天地(上下)左右という概念はなくなってしまします。
テーブルではなく勉強机のようなデスクの場合は、一方向から机に向かいますから天地(上下)左右は、ほぼ固定されます。
でも、テーブルの場合はそうではありません。
雀卓のように4人で囲むように座っている場合、操作している人が基準になるのかも知れませんが、他の3人は見づらくなってしまいます。
写真のように地図を表示している場合など、反対側に座っている人にとっては見づらいのではないでしょうか。
Microsoft Surface をひとりで使っている場合は、問題にならないのでしょうけど、それだと複数の人で同時に使えるマルチタップの意味がなくなってしまいます。
みんなでワイワイ楽しめるゲームのようなコンテンツだとあまり気にならないのかも知れませんね。
ということは、コンテンツにかなり影響されるインターフェースになってしまうのかなぁ…..

それにしても個人的にはタッチスクリーンに縁があるような気がします。
15年ほど前にいわゆるキオスクを制作しプレゼンテーションをするという仕事があり、そのデモにタッチスクリーン(当時はタッチパネルといっていたような気が…)を使用しました。
京都にある Nissha(日本写真印刷株式会社)がアメリカのタッチスクリーンの代理店をしているというので、当時発売されたばかりの Apple 16インチモニター(実際の解像度は17インチのような気がしますが、当時は確か16インチといっていたと思います。)を持ち込み、タッチスクリーンを組み込んでもらった記憶があります。
当時のタッチスクリーンは、かなり滲んだような画面になってしまいましたが、最近のタッチスクリーンは綺麗ですよね。

Microsoft Surface を実際に触ってみたいですが、なかなか機会がなさそうです。
それよりも今月29日に発売になる iPhone の方が触る機会がありそうですね。
ただ、日本での発売はいつになることやら…..

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